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更新日 2001/ 5/20(日)
更新内容 ストーリー追加。
西遊記ってご存知ですか?
多分皆さんのご存知の西遊記は
夏目雅子さんが演じたり、アニメになったりする
三蔵法師様が悟空、八戒、悟浄を共に妖怪を退治しながら
旅をする話だと思います。
実はその話は原作の西遊記(西遊真詮)をダイジェストにしたり、
イギリスで翻訳された『Monky』または『Monky Magic』など
少年向けに宗教色を差し引き書かれた本を、
日本でもドラマやアニメにしてます。
けれど実際の原作は、日本で完訳されているのは
平凡社から出ている『西遊記』だけと云われ、
他の本に関しては翻訳時に多少の原作と異なった部分が
発生していると云われているらしいです。(本の受け売りです。)
まあ実際は漢文に近いので気力、体力をようすると思います。
岩波文庫で出ている『西遊記』を読みましたが
立ち読みじゃ読み切れませんでした。(笑)
お気に入りは、平凡社から出ている『西遊記』です。
ここには下に書かれているキャラクターの説明も
載っています。
但し下に書いているのは数冊の本を抜粋しているものです。
これホンとの西遊記の人物紹介です。(信じられます?!)
最遊記ファンになった私はこのキャラクターの設定を見て、
どきどきしました。
キャラクター
ここには最遊記の登場人物と重なるキャラクターしか載せてません。
あしからず。
で、もっと興味ある方は”冬野”宛にメール下さい。
玄奘 三蔵
前世では釈迦如来の第二弟子、金蝉子。仏法を侮る行為があったために、
唐度(とうど)に流謫(るたく...によって遠方に流されること)された。
生まれ変わって、父は(陳 光ずい)母は宰相・殷開山の娘(殷 温嬌)。
生まれて直ぐに江河に流されたので江流とも云われ、法諱(ほうき)は玄奘。
悟 空
東勝神州傲来国花果山頂の仙石から生まれし猿。
牛魔王ら七人と義兄弟。
自ら斉天大聖と号す(名のる)。
三蔵の一の弟子。
八 戒
前世は人間で、遊び好きの怠け者。
玉帝(天帝)の恩恵で天河の天蓬元帥を賜り、河兵の天河を見て回っていた。
けれど、蟠桃会のさいに酒によって暴れ我を失ったために下界に流され、
あやまって豚に生まれ変わり福陵山雲棧(うんさん)銅に住む。
観音より姓は猪、法名は悟能を賜る。八戒とも呼ばれている。
三蔵の二の弟子。
悟 浄
元々は俗人。
天界に上がり、天帝より霊霄殿(れいしょうでん)の捲簾大将を賜る。
しかし蟠桃会のさいに、あやまって手が滑り、瑠璃のさらを壊し、
流沙河に流されていたところ、観音より姓は沙、法名は悟浄を賜る。
またの名を沙和尚とも呼ぶ。
三蔵の三の弟子。
牛魔王
妻は羅刹女(らせつにょ)、子は紅孩児。
のちに玉面公主の所に入りびたりになる。
紅孩児
父・牛魔王と母・羅刹女の子。
のちに観音によって善財童子となる。
羅刹女
鉄扇公主ともいい、牛魔王の妻。
火焔山(かえんざん)の炎を消し、雨も降らすことの出来る扇、
芭蕉扇を所持する。
簡単なストーリー説明
冬野の力では上手い説明が浮かばないので
中央公論社出版 入谷氏著 『西遊記』の神話学 を
一部抜粋させて頂きました。
注)これは観音の道のりに併せた説明です。
(1)天上界の蟠桃会に赴き、天宮が荒廃しているのを見て、
その原因として孫悟空の暴状をしり、悟空討伐のために、
恵岸行者(えがんぎょうじゃ)を派遣するが、恵岸が敗れてしまい、
二郎神(じろうしん)を悟空追補の将とする。(第6話)
(2)天上から二郎神と悟空の戦いを観戦。
太上老君(たじょうろうくん)が二郎神助勢のため、金剛琢を投げ
悟空が捕らえられる。(第6話)
(3)釈迦如来の命令で観音は、渡天取経を求め長安へ行き、
途中天罪で苦しんでいる、悟浄、猪悟能、小龍(白竜)、
悟空の四怪に、取経僧に従って天竺に行けば、
罪は許されると教える。(第8話)
(4)袈裟(けさ)と錫杖(しゃくじょう)を玄奘に与(あた)え、
『大蔵経』を求めて天竺に旅立つことを命じて姿を消す。
この間に玄奘の前身が如来の弟子金蝉子で、
唐土へ転生するときに、観音が霊魂を送ったことが
明らかになる。(第12話)
(5)一旦弟子にした悟空に逃げられた玄奘は、
観音から禁錮呪さずかる。(第14話)
(6)その後小龍を白馬に変えたり、熊を守山神にしたりする。
(第15話〜17話)
(7)悟空の頼みで流沙川に流されていた、沙悟浄を天竺に随行させる。
(第22話)
↑この辺で八戒が水の中で悟浄と争い、悟浄は八戒に負ける。
↓こっからはよく聞く西遊記の話。
(8)黎山老母の計画に観音も加わり、文殊、普賢(ふげん)の
両菩薩と共に美女になり一行を誘惑する。
(第23話)
(9)不老長寿の霊木人蔘果を悟空が枯らせ、それを再生する。
(第26話)
(10)金角、銀角に悟空が捕らえられ助ける。
(第33話 実際西遊真詮には無い。後からつけ加えられた話し)
(11)魔王紅孩児を退治、悟空の要請で善財童子とする。
(第43話)
(12)この後様々な敵に立ち向かう。
(13)天竺到達(第98話)
とまあこんな感じで話は進んで行くんですが、
実際は妖怪(この場合ちょっと違うんだけど)と
強引に八戒や三蔵が婚姻したり、
悟空は悟空で病人を直しちゃったり
(これを三蔵達にやったら下痢になったらしい)
まだまだ続きます。
一旦クローズ。(次回の更新は来月始めにはします。)
ご興味ある方はメール下さい。
とまあ最遊記でメインに出ている方々を掲載させていただきました。
これは株式会社平凡社より発行の唯一の西遊記原作を原文のまま訳した本、
”西遊記”と中央公論社より出版の『西遊記』神話学より
引用させていただきました。