2000/8/16(水) |
Completion And...(終了) |
第四幕序曲...。 パワフルなスパニッシュの演奏。幕が少しずつ開いて行く。二日目...千穐楽(せんしゅうらく)がもうじき終わる。 今まで半年間の練習の成果を全て出すようにその思いを舞台にぶつける。自ずと緊張が高まり、それを落ち着かせるように、俺は少しだけ閉じ、彼がヴァイオリンを汗を流しながら引いているところを想像した。 勇ましい音とぶつかり合うような合唱。 カルメン、ホセ、エスカミーリオ、が登場し華やかな終幕を向かえる。 どんどん自分でも感情が高まって行くのを感じる。 彼と一つになっているようなそんな気分すら感じられる。オペラをやっていてオケと合唱とそしてソリストとのこの一体感がたまらない。物凄くいい心持ちがする。 そしてフィナーレ。鳴りやまない拍手と微かに聞こえる”ブラボー”の声。オケを含めて出演者全員が華々しくライトがあたる。たまらない気分。 そして俺は一つの決意をした。今日の打ち上げの時彼と...。 舞台の時とは違う緊張が全身を包みながら無事に打ち上げは始まった。 しかし彼の姿は見あたらなかった。 一ヶ月の短い恋は終わりを告げた。 ホンの少しの間だったけれど、どきどきしてちょっぴり幸せだった。また来年のオペラで彼に会えるのだろうか、その時俺は彼の事を覚えているのだろうか...。 Fine |
あとがき
予告より一話少ない形で短編が終わってしまいました。でも無事(?)に終わりました。 片思いの幸せって感じ系の話です。(読んで解るって...←自分でつっこみ) 同じ同性にH対象じゃなくても恋未満の思いって有るじゃないですか。そんな感じの話が書きたかったんです音野は...。 で、次回予告 超短編連載でやっぱり素敵な片思い系の話を書きます。 ずっと書きたかったんですが企画モノで”スケートに行こう!”と云う短編を書くつもりです。 内容は多分Hは入りませんが(別編で出すかも...)胃が悪いフィギュアスケートの田中先生と全日本選手権に参加する実力のある鈴木君(18歳)と鈴木君のお友達でスケート初心者の佐藤君の三人が織りなすリンクでのエピソードを交え、まじめな貸し靴の履き方から、滑り方までフィギュアスケート歴2X年の音野が小説に致します。 (イラストは多分入れられないので、文章が解らない方は音野にメール下さい懇切丁寧にお教えいたします。) |