2002/12/14 |
Aquarium〜現実主義者は見る夢を〜 |
第一章 7.横浜市内某撮影所 11:30a.m. 昼になって、次の自分が書く事になっている脚本の打ち合わせをしに、ひょっこりと石屋が撮影所に行くと、ちょっとした騒ぎになってしまった。 元々、お祭りだとかが大好きな連中が集まっているのか、それとも普段フィクションを作っている中での、ライブなノンフィクションネタの所為かは判らなかった。 昨日"神奈川県警捜査一課の本物の刑事"が来ただけでも十分現場の話題に上れるが、ましてそれが事情聴取されたとなれば、それに参加、不参加を問わずして、その噂だけでも盛り上がれる連中は大騒ぎだった。 そこへ来て、石屋が若い刑事に追求され、同行していた刑事を殴ったと聞けば、スタッフ皆の目の色も変えて、それこそ、実際に合った事に加えて、おひれ、めひれ等々の様々な装飾加わって、ここに書けないほど物凄い想像を絶する話になっていた。 そこへ渦中の人、石屋の登場は、芸能レポーターに成り果てたスタッフ達にとって、ピラニアの池に金魚を投げ入れるような物だった。 元々人付き合いが苦手で口数のそう多くない石屋は、脚本家と云う職業の所為もあって、スタッフとはそう親しく付き合っていなかった。 しかしその日は、普段全く話さないスタッフからも話し掛けられ、開放されるまでに三十分以上も時間を要した。 そして、やっと今日ここに来た本題であった打ち合わせをするために、撮影所の事務所で待つ夏目の所にたどり着くころには、既に昼を回ってしまっていた。 夏目は石屋にとって、この仕事に引っ張り込まれた原因でもあり、大学時代からの尊敬する先輩であって、現在の数少ない友人で、この”特捜刑事”では、このドラマで、しばしばディレクターをしていた。 同世代のディレクターの中では、夏目は一番の注目株でもあった。 そして…今、巷を騒がせているウィルスを題材にした四十八話も石屋が、夏目と手がけた話だった。 「お疲れさん」 夏目は、やっと自分の所に来られた友人、石屋を労うように、机に肘を付き銜え煙草のまま、呆れたように云った。 どうやら撮影所に来てから起こった事を、夏目は全て承知している様子で、そんな姿を見てどう言葉を返していいか判らない石屋は、口ごもってただ赤面するしかなかった。 「しかし、宣伝にはなるけど、迷惑な話だよな…」 真っ赤になった友人に向け同情している口調で、まだ興奮している様子で部屋の外で騒いでるスタッフ達に、呆れるように溜息混じりの紫煙を吐きだす夏目に、石屋はクスリと笑う。 「ま、彼らにとってはいいネタが出来ただけの事だろう?」 あんなに迷惑を掛けられたのにも関わらず、呑気に笑っている石屋を見つめ、更に呆れたように夏目は肩を上下する。 「智史…、お前は昔から危機感がなさ過ぎ…」 顔をしかめて心配している様子の夏目を見て、石屋はフッと微笑む。 「大丈夫だよ。ほら、人の噂も〜、って云うじゃないか。実際事件に関与している訳じゃなんだから、警察だってその内諦めるだろう?」 「ならいいが…、しかし…」 今までの冗談めいた雰囲気を消し夏目の目つきが鋭い物に変わり、石屋も自然に背筋に緊張感が感じられる。 「"あれ"は…、外に出てないから大丈夫…。そう思うだろう?だって…」 続きを夏目が云おうと口を開いた時に、事務所のドアをノックする音が聞こえる。 夏目は”判っている”という風に一回頷いた石屋を見てから、嘆息し、"どうぞ!"と叫んだ。 すると番組のアシスタントディレクターが"失礼いたします"と云って入って来、何やら夏目に耳打ちをする。 それを聞いて大きく溜息を夏目は付くと、石屋に云う。 「智史…、いや、石屋さん、君にお客様だ…」 来客の予定の全くない石屋は、小首を傾げると、夏目は忌々しそうに云った。 「昨日君が殴った方の神奈川県警の刑事さんだ…」 「!!」 驚きに石屋は言葉を失ってしまった。 「よう!!」 大塚はやっと来た待ち人に対して、普段は絶対他人に見せないような笑顔で声を掛けた。 この撮影所に来て、アシスタントディレクターらしきスタッフに声を掛け、石屋を呼びだして貰うように頼んで大塚は荷物を搬入するスタジオ入り口で待たされた。 車でここに向かう途中、前もって石屋の予定を確認した時に、今日は打ち合わせがあって午後から撮影所へ来る、と教えてくれた。 その上で来た撮影所だったが、呼びに行ってもらってから待ち人が来るまでに、十数分の時間を要した。 それも大塚の思っていた通り、眼鏡がずり落ちるくらいに秀麗な顔を歪めて、眉間には深く皺を刻み、全身で不機嫌さを訴えるように、わざと大きくうんざりとした風な溜息を付いて、おまけに忌々しそうに睨み付けいる。 しかしその姿が大塚には、機嫌が悪いプライドの高い高級ネコ、と云う雰囲気を感じさせた。 石屋のそんな姿を見ただけで、ここに来た甲斐があった、と思えそれだけで大塚は嬉しくなった。 「何かご用ですか?昨日あれだけ事情聴取をしたにも関わらずしつこいですね。それとも神奈川県警ってそんなに無能なんでしょうか?」 「ごあいさつだな…」 にやにやといやらしく笑っている大塚を、石屋は思いっきり腹を立てたように睨み付ける。 「いちいち撮影所に来られて、凄く迷惑してるんですけど…」 まるで喧嘩でも売るように石屋はそう吐き捨てると、プイッと大塚から顔を背ける。 鋭い目つきで見つめる石屋と、余裕の表情でにやりと笑う大塚。 撮影所の事務所の前で立ち話をしている二人の横を、慌ただしく通り過ぎるスタッフに、石屋は助けを求めるように目線をやる。 しかし、忙しいスタッフの方はそんな石屋や大塚にはお構いなしで、まるで二人とは全く別の空間にでもいるように通り過ぎて行く。 可愛い顔するじゃないか。 全く…、そんな表情が股間にくるって判ってるのかね…。 「こんなとこで立ち話も何だから、どっかの会議室にでも通して通してくれないか?」 大塚はそう云いながら、真っ赤になって拗ねている様に見える石屋を、まじまじと見つめ、嬉しくなってつい笑みをこぼしてしまった。 「何故ですか?」 つんけんしている石屋に大塚はぼそっと耳打ちする。 石屋はそれを聞き背筋をぞくっと震わせ、舌打ちすると、忌々しそうに”こっちです”と大塚を会議室まで案内する。 先導して歩いていた石屋は、もちろんその間一度も口を開かなかった。 『それは、君の胸の中にある事かな…』 そんな呟きに唾を飲み込んだ石屋は、諦めて大塚を会議室に連れて行く事になった。 開いている会議室に入ると、そこは二人だけの空間になる。 目の前で何か云いたげに笑っている大塚の様子に、腹を立てて親の敵にでも目の前にいるような、きつい視線で石屋に見られ、取り繕うように慌てて大塚は云い訳をする。 「ま、そんな目で見なさんなって…。俺は、あんたにどうしても逢いたくてさ、こうやって足を運んだんだから…」 石屋の形相は、大塚の言葉とふてぶてしく思える態度に、更に険しさを増し、その苛立ちをぶつけるように声を荒立つ。 「だから!!それが迷惑だって云ってるんです。云いたい事があるならさっさと云え!!」 「そんなに怒鳴りなさんなって。君がさそう云うつれない態度とるからさ…、俺としてはよけい燃えちゃうわけよ」 怒りに震えている予想通りの反応に面白くなり、つい顔がほころんでいってしまった大塚は、右手でグイッと石屋の肩を自分に引き寄せ、左頬に口付けた。 「刑事さん!!」 石屋はワナワナと肩を震わせそう叫ぶと、その怒りを大塚の腹にぶつけるように、力一杯肘鉄をくらわした。 肘が思いっきり胃に入り、その痛みに大塚は腹を両手で押さえるが、そんな様子をかまわずに石屋は怒鳴る。 「そう云うのって、セクハラって云うんじゃないのか?だいたいあんた、何をしに来たんだで!」 腹に食い入る苦痛を表すかのように、大塚はサングラスの下の眉を寄せ、まだ痛みを感じる場所を押さえながら、わざと揶揄うように、にやりと笑う。 「そりゃ、君に逢いに来たんだ、智史の事が心配だったから…」 「あ、あんたに"智史"なんて名前で呼ばれる筋合いはない!!」 「冷たいね〜、一緒にコインゲームした仲じゃん」 「え?」 驚きに動きが止まった石屋の両腕を大塚は掴んで、”とにかく聞け”と真っ直ぐに奇麗に整った瞳を見つめた。 「昨夜、智史ってば、めっちゃ当たってたじゃん。俺、隣にいたの…」 「じゃ、あの時の…、刑事?」 そう云いながら顔を背けた石屋にはどうやら覚えがあるようだった…、もしかしたら吉川がもたらしたごたごたを見て、あの場から立ち去ったのかも知れなかったが…。 「そ。で、事情聴取に来て運命的なもの、感じちゃったんだよね」 「な!ふざけんな、何が運命だ!あんたここに仕事で来たんだろう。だったらきちんと仕事をしろよ!!」 石屋の怒りに顔を真っ赤にして震えているのを見て、怒った顔もたまらない、まじ燃えそう…、と大塚は感じる。 「え、何か勘違いしているな、智史は」 「何が…だ?」 大塚にそう云われて、石屋は驚き、そして眉間に皺を寄せて、間が抜けたように口を”えっ”と小さく開ける。 「俺は仕事で来たんじゃない、智史に逢いに来たんだ」 「あ、あんた刑事だろ!!」 「いや、俺は刑事じゃない」 自慢げに”にっ”と笑って大塚はそう云った。更に衝撃を受けたように石屋の開かれた口が大きく広がり、そのまま苛立ちをぶつけるように叫ぶ。 「じゃあ!!」 「俺は神奈川県警察本部情報システム部、勤務なんだ」 不敵な笑みを浮かべながらそう自己紹介すると自分の名刺をすっと大塚が差し出し、昨日からずっと刑事だと信じて話をしていた石屋は、その驚きと騙されたと云う腹立つ気持ちが入り交じって、その怒りに顔を真っ赤にして声を荒立てる。 「じゃあ、なんで!!昨日だって…」 「一緒にいたのは確かに捜査一課の刑事だ。俺は別の用事でここに来たの」 「別の用事?」 「そ、一つは智史、君を口説くため…」 左手の人差し指をはっきりと判るように一本立て、訝しげに目を見開く石屋はまた揶揄われているのではないかと、怒りに口を開けるが、大塚はすかさず言葉を付け足す。 「そして残念ながら、もう一つ…」 「まだ何か有るんですか!あんたいい加減にしろよ!!」 大塚は大声を出す石屋の口を手で塞ぎ、ひそひそ話をするように小声を出した。 「ラLa ウィvie アンen ローゼRose…、バラ色の人生…」 「そ、それが、ど、どうしたんですか?」 顔色までは変えなかったが、何かを隠しているかのように口ごもった石屋を見ない振りをして、大塚はすました顔で言葉を続けた。 「いや、たださ…、智史が書いた脚本に出てきて、そんでもって今回のウィルス騒ぎでも使われた名前だな…。ってそう思っただけ…」 わざと何かを含む云い方をし、にやにやと意味深に笑う大塚を直視出来ずに、目線を背けながら石屋は口ごもりながら相づちを打つ。 「そ、そですね…。それが…、何か?」 「いや、なんとなく思っただけだ。バラ色の人生なんて在り来りの名前だしな…」 どう返事をして良いかその言葉に戸惑い、動けなくなっている石屋の肩に、近づいて耳に唇が触れるか触れないかの距離で熱い吐息を吐くようにそっと囁く。 「何かあったら云ってくれよ…、この事件の事や、それ以外で相談があったら」 「…」 全てを大塚に見透かされているような、そんな不安が襲ってきた石屋は、何か云いたげに口を開きながら言葉を探した。 「な、俺と智史の仲だろう?」 「!!」 石屋の顎に、そっと大塚は左手を添えると、何も考えられずにただ呆然と開かれている唇に誘われるように、唇で塞ぎ、歯列をゆっくりなぞる。 そして、その奥でちんまりと収まっている官能を全く知らない聖女のような舌へ、熱く欲望を滾らせた舌を絡ませる。 まるで躯を繋げているのではないか、と思わせるほどの燃える口付けに、欲望の激しい流れの河に落とされたかのように、そのまま石屋は流されていく。 しかし大塚の自分を抱きしめる腕が、一層強さを増し、服の上からもはっきり判るような、腰に当たる熱く滾らせて開放を時を期待しているものを躯に感じた一瞬、我に返り必死にもがきながら自分を侵略し始めている大塚から必死に逃れる。 そして唇が外れた瞬間叫ぶ。 「い、いい加減にして下さい!!」 その声と同時に、部屋には激しい頬を叩く音が響き渡った。 「どうしたんだ!」 いきなりドアが開き、まるでスタンバイしていたのではないか、と思うくらい最高のタイミングで夏目は部屋に飛び込んできた。 拳を握り締め必死に怒りと戦っている石屋。 打たれた頬を左手で押さえ、ふてぶてしく笑っている大塚。 その姿は誰が見ても一目瞭然で、後から入って来た夏目にも二人の様子を見てどんな状況下直ぐに伺えた。 夏目は石屋を守るように大塚から奪い、自分の方へ引っ張り寄せると、宿敵に出逢った化のように唇を噛み締め、睨み付けた。 「何が起こったか…、説明して頂けますか?」 必死に冷静を装う話し方だったが、内から沸き立つ怒りに燃えているそんな瞳で見つめられ、大塚は思わず吹き出してしまった。 「何が、可笑しいんですか?」 再度、夏目に睨み付けられ大塚は笑うのをすっと止める。 「すまんな、笑っちまって…」 笑ってはいないが、何か物云いたげな目でにやにや見つめる大塚を、夏目は訝しげな視線で眉間に皺を寄る。 「刑事さん、あなたは石屋に事件の事情を聞くために来たんじゃないんですか?」 「いや、違うよ」 お前が石屋に何をしたかを全て知っている、と云わんばかりに鋭い眼光で問いつめる夏目に、大塚はすました顔でそう答えた。 大塚のその態度に夏目は怒りに拳を震わせて、声を荒立てる。 「じゃあ何で!」 「俺に逢うため…、だそうですよ…。ね、大塚さん」 確信になかなか入らない二人のやり取りに痺れを切らし、まるでどこぞの深窓のお姫様がナイトに守られるように後ろにいた石屋は、夏目を避け大塚の前に立った。 そして、そう云うと悔しさを表すように奥歯を噛み締め、睨み付けるが、何か云いたげな余裕の表情で大塚はポリッと鼻をかく。 「ま、それもあるな…」 「じゃあ、さっき、何で物凄い音がこの部屋からしたんだ!?」 夏目にそう問われ、大塚はまるで合図での送るようにちらっと石屋に目線を流す。 「それは…、云っちゃってもいいのかな?智史」 「え…」 別に大塚に対して悪い事をしたつもりなどはなかったが、さっきのからの態度で自分の秘密を知っている口振りだった様子に鼓動を早くし、石屋は言葉を飲み込んでしまった。 「ま、いいや…」 石屋の不安をよそに大塚は直ぐに興味を無くした態度をとると、視線をそらし夏目を見ると真剣な面もちをする。 「夏目ディレクター、俺は石屋さんに惚れてるんです」 まるで新郎が新婦の父親に"お嬢さんを下さい"と云う口振りで、夏目に宣言した。 自分や周りの事を構わずに云ってのけるずうずうしい態度に、開いた口が締められず渋い顔をしている石屋に、大塚は"な、智史"とウィンクする。 さっき無理矢理に奪われた口付けを思い出し、石屋は顔を真っ赤にし、そして叫ぶ。 「知りません!!あれはあんたが勝手に…」 「そんな冷たい事云うなよ、智史」 そんな反論すら自分の都合のいい風に大塚は取り、懲りずに肩を自分の方に近づけ、唇を髪に寄せる真似をすると、石屋はまるで猫が毛を立てて威嚇するようにその手を思いっきり叩く。 「だから関係ないって云ってるだろ!!」 「まあいいや…」 真っ赤になって怒っている姿が可愛く見える石屋に、大塚は微笑む。 「また来るよ、智史…。その時には君の悩みを教えてほしいな…」 その言葉に背筋に寒いものを感じた石屋はごくっと唾を飲み込み、それが脅しに取れた夏目は大塚に怒鳴る。 「いい加減にしろよ!!いくら警官だからって、して良い事と悪い事ぐらい判るだろ!早く帰らないと訴えるぞ!」 必死に石屋を守ろうとする夏目の姿に、クスリと笑いながら"そうだね。夏目ディレクター…"と呟き、そして思い出したように言葉を繋げた。 「そう云えば…」 「何だ、まだいたのか!早く帰れ!」 忌々しそうに見つめる夏目に何気なく問う。 「夏目ディレクターは…、ここで智史…、石屋君と俺と何があったか、よく判りましたね。いいタイミングで邪魔してくれた…。まるでストーカーチックってかんじ?」 「!!」 心当たりのある石屋は驚きに自分を守ろうとしている人物を見ると、大塚を睨み付けながら悔しそうに拳を握り締め言葉を失っていた。 その夏目の姿に石屋の心の中で引っかかっていた不安が一気に膨れ上がり、二人の思っている事がまるで読めるかのように、大塚は不気味な笑みを浮かべている。 「では…、失礼します」 大塚はにやりと笑い夏目に会釈をして、そして石屋の肩にポンと手を乗せると、"智史、またな"と云って頬にキスをした。 暴れる石屋の背中越しに、余裕の笑みで大塚が手を振りながら部屋を出ると、ドアは音を立てて閉まっていく。 一時の静まり返った部屋。 大塚が去ったのを確認し、夏目は石屋に駆け寄って心配しながら口を開いた。 「大丈夫か?智史…」 「それは…、お前が気にする事じゃないさ、大丈夫だから…」 石屋は冷めた微笑みで心配する夏目に応えると、表情をまた真剣なものに戻す。 「それより…、La vie en Rose…の事だが…」 「何か云われたのか?」 「あの男、何か知っているようだった…。あれは…、お前と俺しか知らないはずだよな、夏目?」 「あ、ああ…」 口ごもりながら、夏目はゆっくり頷いた。 「判った…、俺はお前を…信頼してるから…」 石屋は夏目の言葉に安心したように、少しずつ緊張を解していった。 『信頼してるね…。全く中での声がしっかり外に筒抜けじゃねーか…』 大塚は大きく溜息を付いた。 To be continued. |
そんな云い訳していいわけ?
この小説は、駄文小説で中途半端に掲載し、一応全編通した小説は 同人誌にしています。 いつもの事なんですが印刷所への入稿日ぎりぎりだったので、 読み直したくないくらい誤字脱字の嵐ですなのですが、 それでもここまでおつきあい有り難う御座います。 こちらの本は、現在完売しております。 |